【木工】オリジナル ハ音記号おちょこ

こんにちは。前回の木製ぐい呑み(カストール絵付き)からはや数か月、その間に編曲や他の木製酒器を作っていました。今回はハ音記号のイラストをつけたおちょこを作りましたのでご紹介します。(※2017年4月12日に作成した記事を書き直しました。)

【木工】木製ぐい呑み(カストール絵付き)

2017.12.18

0.おちょことぐい呑みの違い

前回作ったのは「木製ぐい呑み」で、今回は「木製おちょこ」を作ることにしました。ところでおちょことぐい呑みの違いって何でしょう?調べてみました。

Wikipedia酒器 おちょこ
…徳利から酒を受け、飲むのに用いる小さな器…
Wikipedia酒器 ぐい呑み
日本酒を飲むための盃の一種。一般的にお猪口と呼ばれるものより大きいサイズのものを指す。

うーん、ざっと調べただけですが、大きなものはぐい呑み、小さなものはおちょことということでいいでしょうか(;’∀’)前回のぐい呑みより小さなものを考えましたので、やはり今回はおちょこ!

1.目的

音楽愛好家を盛り上げる様々なグッズを作る一貫として、今回も酒器の一つ「おちょこ」を作ることにしました。音楽好きは比較的打ち上げや飲み会等の宴会好きが多い印象ですので、その宴会で使ってもらうことを想定しています。

図案は、オーケストラでヴィオラとファゴット、トロンボーンの方々が目にする「ハ音記号」「いらすとや」さんにも取り上げられない記号に日の目を当てたい!カッコよくないですか?ハ音記号。

 

2.準備

今回も素材は東急ハンズで買ったひのきブロックにしました。
用いた材料はこちら。前回と同様ですが、最終的に防水加工をしなかったので今回は「木固めエース」の記載がありません。

  • ナカトミ ウッドレースWT100
  • プロクソン ハンディーマルチルーター
  • ハッコー マイペンアルファ
  • ひのきブロック(東急ハンズ)
  • 耐水サンドペーパー
  • チャコペーパー

今回は新たに、絵の転写用に「チャコペーパー」を使いました。本来布に線を描いたりするものですが、ウッドバーニングをする人の中にはチャコペーパーで正確に転写している方もいるようなので、真似させていただきました。

また、おちょこ内部を綺麗に削るため、一部でハンディーマルチルーター(ミニルーター)を使用しました。

3.経過

作業工程はほぼ前回と同様ですが、今回木固めエースを使っていないので、ウッドレース後にすぐ絵を焼き付けました。

  1. ひのきブロックをウッドレースで挽き、おちょこの形へ
  2. 内部の削れなかった部分や、底部の気になる部分をミニルーターで修正
  3. サンドペーパー後、チャコペーパーで絵や文字を転写
  4. マイペンアルファにて絵や文字を焼きつける

1.おちょこの形にするのは、以前より慣れもあり作業効率があがったため、コップ状にするのは数時間でできました。

2.中ぐり加工しやすい切削工具を持っていないので、きれいに中ぐりができず、大まかに中ぐり加工した後やすりをかけ、それでも割れや傷が残っているところはルータービットで削ってやすりがけをしました。この内部の加工に時間がかかりました。

3.4.内部加工後、やすり掛けをしたら絵付けです。絵と文字の焼き入れにはチャコペーパーを使用して下絵を描きました。細かい部分もある程度まで写せたため、大変楽でした。
また、前回木固めエース後に絵付けをしたら、上手く焼けなくてガタつきがでましたので、今回はエース使用前に焼き入れました。最終的にエースを使用しませんでしたが、前回よりもすんなり焼き付けができました

4.完成

ハ音記号です!

反対側に文字でC clef。英語でハ音記号の意味。

 

いかがでしょうか?前回のぐい呑みより口をつける部分を薄くすることができ、酒器らしさが出たのではないかと自負しています。ただ、中はy=x2のグラフのような削りになっており、一般的なおちょこよりもお酒が入る量が少ないです。入る量が少ないから酔いにくい・たくさん飲んだ気分になれるという点ではよいかもしれませんが、もう少しうまく中ぐり加工できる方法を模索してみたいと思います。

5.おわりに

ぐい呑みに続いておちょこを作りましたが、内部のやすり掛けに時間がかかり、指も痛くなり、さらに切削&やすりがけした木粉が部屋中を舞って色々な物に積もるのでその片付けが大変なのがネックです。普通の部屋で作業しているので、まともに量産しようとするなら少々不便ですね…工房を構えたい気分です(笑)

さて、今回木固めエースを使いませんでしたが、食器の仕上げには自然由来のオイルを用いるオイルフィニッシュという方法もあるようです。メリットは自然由来なので安心感があることですが、デメリットは使うたびに染みが付いたり、洗ったらオイルが剥がれたりする(適宜再度オイル塗布をしなければならない)こともあるようです。

もし将来的に誰かから製作の依頼があったときは、そのままか、オイルフィニッシュか、木固めエースか選べるようにしたいですね。